DAHON K3にBig Appleは要注意!

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 DAHONのK3。初めのカスタムで一番多いのが、おそらくタイヤだと思います。その中でシュワルベのビッグアップル(14×2.00)に変更する方が圧倒的です。DAHONを扱っている多くのショップでも一般的に行われています。

 ただ、このビッグアップルのタイヤは手に入りにくいため、入荷待ちをしている人も多いくらいです。そのくらいK3のカスタムでは定番中の定番といえると考えています。

 

 しかし、このビッグアップルのタイヤ交換には実は注意が必要なことを知っている人はというとあまり多くないのが現状のようです。

 実は、ビッグアップルのタイヤは太さが2.0inchあって走りやすいのですが、1つ問題が隠れています。

 

 それはタイヤとリアディレイラーと干渉してしまう確率が、それなりに高いということです。

(※フレームやリアディレイラーの個体差がありますので、必ず接触するわけではないようです。)

 

 しかし、接触率が高いということは、タイヤを擦りながら走ることになるので、タイヤの摩耗が格段に早くなってしまいます。

 

 これに関しては、後日修正記事を出す予定ですが、ある小径車のお店で干渉しない調整方法があるのを発見したというブログを見つけています。

 しかし、お店に直接確認が取れていないため、現状では「調整すればビッグアップルをつけてもおそらく大丈夫になる」程度にしか言えません。

 

 では、タイヤの太さはどれくらいまでなら安全なのかという疑問があると思います。

 C単位で換算すると2.00inchは50Cに相当します。これでタイヤとリアディレイラーの干渉があるということで47C(1.90inch)なら大丈夫かというと、小径車専門店で干渉例があったそうです。

 

 このタイヤの安全領域は45C(1.75inch)が限度のようです。45Cでは干渉した事例報告はなく、個体差があってもゆとりがあるということがわかっています。

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 K3に乗られる方で、ビッグアップルを付ける方で、リアディレイラーの干渉をしない方法を知らないで装着するのは「ちょっと待った!」と言いたく、この記事を書いています。

 

 K3のタイヤはリアディレイラーとの干渉問題が完全解決するまでは45C(1.75inch)までの大きさで乗られることをお勧めいたします。

 

 なお、最近K3乗りやDAHONファンの間で噂になっているK3plusですが、45C(1.75inch)のタイヤがギリギリ入ることが確認されています。

 

 K3とK3plusは、フレームの形状、つまりジオメトリーが根本的に異なりますので、カスタムの難しさも変わってきます。

 

 K3ではスプロケ1ついじるのに、クランク歯数を変えないと駄目ですが、K3plusは9速を10速化するのも容易なようです。

 

 少し話がそれましたが、タイヤを含めてK3のカスタムは難しいので、気をつけて行って下さい!